むっしーのワクワク料理研究クラブ

むしのワクワク料理研究クラブ

おいしいものを食べたくて試行錯誤しているブログ。たまにおやつも登場します。

詩の気分

今日もまた料理はお休み(ブログのタイトル変えようかな...)。

 

週末に、旅行先の喫茶店に置いてあった、吉野弘さんの『二人が睦まじくいるためには』という詩集を読んだ。

 

巻頭は『祝婚歌』という有名な詩。

 

結婚式のスピーチによく使われるらしく、うちの夫も、結婚式で朗読したことがあるらしい。

 

この詩を読んで、最近の自分をすこし反省。

 

著者の意向で著作権がないらしいので、印象的な箇所を引用する。

_____

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい


正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい


正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

____

 

結婚だけでなく、何にでも言えることだね。

 

それにしても、詩を本で読むのと、ネットで読むのとはだいぶ印象が違う。

 

全文を読むのと、一部を抜粋するのも違う。

 

本で全文を読んだ時のほうが、体験の濃度が強い感じ。

 

本のデザインの影響も大きいと思うけれど、詩というのは、情報ではないというのもある気がする。

 

最近は、ネット上に情報や意見が溢れかえってて、何となくお腹いっぱいな気分。

 

何かを伝えるための手段としての言葉じゃなくて、言葉そのものを楽しんだり、味わいたくなる。

 

小説もいいけれど、物語よりも、どちらかと言うと詩とか短歌・俳句みたいなものが気になる。

 

最近、谷川俊太郎さんの『写真』という本を読み直したら、以前よりも心に響いたので、『二十億光年の孤独』という谷川さんの処女作も買ってみることにした。

 

詩は短時間で読めるので、通勤や家事育児の合間に読めるのもとても良いな。